「簡単なことです。成功するまでやめないんです。」
これは、京セラ創業者の稲盛和夫さんの言葉です。
企業で最も求められる力の一つが「やりぬく力」です。
京セラ創業者である稲盛和夫さんのエピソードが、やり抜くことの大切さを、迫力を持って教えてくれました。
昭和50年代、取引のある日立製作所から稲盛さんに、「うちのドクター(博士)連中に研究開発はどうあるべきかを話してくれないか」という依頼がありました。
当時、日立は日本で一番ドクターが多いと言われていました。そのためプライドは高く、その会社が地方大学出身で博士号も持っておらず、急成長はしていてもまだ新興企業に属する京セラトップの話を聞くのです。やはり意地悪な質問が投げかけられてきました。
「京セラさんは研究開発したもので失敗したものがないと言うてるようですが、そんなバカなことはないでしょう。日立はこれだけの技術陣を擁しているが、十のうち成功するのは三つで、あとの七、八割は失敗する。全部成功するなんて信じられない」
無理からぬ質問です。研究開発に限らず、ものごとが全部成功するなど考えられない。たくさんの失敗の上に成功が成り立つというのが一般の考えです。
その質問に対して、稲盛さんはこう答えています。
「それは簡単なことです。成功するまでやめないんですから」
「そんなバカな。経済性とかでやめるでしょう」
「いや、やめません」
壁にぶつかっても考える限り、できる限りの力と知恵を出す。それだけの努力をすれば必ず成功できる、というのが稲盛さんの考えのようです。他社が無理だと考える事、できないと考えることに果敢に挑戦し、なにがなんでもという思いでやり遂げてきたからこそ、今日の成功を手にすることができました。
それが京セラのベンチャースピリットでしょう。
何があっても諦めないってことですね…。
いやぁ、励まされますね!!
お読みいただき、ありがとうございました!
他の媒体もやってます!どうぞ歓迎します。( *´艸`)
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