「少々無理をしても思い切っていくことだ。完璧なチャンスなんてないんだから。」
これは、元ボクシングJミドル級世界チャンピオンの輪島功一さんの言葉です。
大リーグには四十歳を過ぎても現役バリバリの投手がいくらでもいます。
大リーガーにとって、「年をとる」と「衰える」は必ずしも同義語ではありません。
とはいえ、そんな大リーグにあっても、35歳でメジャーデビューを果たしたジム・モリスの存在は事件でしたね。
しかも、マイナー暮らしを経て大リーガーになったのならまだわかりますが、
ジム・モリスの場合は、もともとテキサスの高校教師でした。
かつてマイナーリーグに所属した経験はあるものの、十年以上もプロの世界から遠ざかっていました。
転機はコーチを務める野球チームの子どもたちに、夢や目標を持つことの大切さを説いたことでした。
子どもたちから「コーチはどうなんです」と聞かれ、「チームが地区優勝したらプロテストを受ける」と約束しました。
不可能と思われた地区優勝を、子どもたちは必死の練習でついに成し遂げ、モリスは約束どおり大リーグのテストを受けることになりました。
当日は若いころにも出したことのない158キロの速球を投げて、みごとに合格しましたが、妻と三人の子どもを抱えて再び大リーガーを目指すのはためらわれていたそうです。
そんなモリスの背中を押したのは、妻ローリーの「八歳の息子が、父親の夢がかなうのを待ちわびているわ。いまやめたらあの子になんて言うの」の一言でした。
やがてモリスはAA、AAAを経て、メジャーのマウンドに立ちました。実に35歳でのデビューでした。
メジャーでは二十一試合に登板、十五イングを投げました。十三奪三振、防御率4.80という成績で、勝敗に関係することはなかったですが、
その生き方は全米に大きな感動を呼び、半生を描いた「オールド・ルーキー」は小説、映画ともに大ヒットしました。
素晴らしいですね。自分の夢と妻、その息子の夢が一致した瞬間に、一気にリミッターが外れ、その勢いで大リーグの選手と導いたのです。
素晴らしい。私も感動です。
やはり他の身近な人が自分を応援してくれる状況にいくと力が出るんですね。
勉強になりました!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他の媒体もやってますのでどうぞ歓迎します( *´艸`)